動作の様子を表す語と作り方

-ly

頻度・程度・様子・時・場所の5種類。形容詞に -ly を付けて副詞を作ります (quick → quickly)。

説明

副詞は、動詞・形容詞・ほかの副詞を詳しく説明します。

「速く走る」「とても忙しい」「いつも遅刻する」のように、動作や状態に「どんなふうに/どのくらい/いつ/どこで」の情報を付け加えたいときに使います。

副詞は表す内容によって、頻度・程度・様子・時間・場所の5種類に分けられます。

副詞の5種類
種類尋ねる内容
頻度どのくらいの頻度でalways / often / never
程度どれくらいvery / really / so
様子どんなふうにquickly / slowly / well
時間いつtoday / yesterday / now
場所どこでhere / there / outside

今回のゴール

  • 副詞と形容詞が説明する対象の違いを理解する
  • 文中の副詞が頻度・程度・様子・時間・場所のどの種類にあたるか判断できる
  • 形容詞から -ly 副詞が作れるようになる

副詞と形容詞が説明する対象の違いを理解する

副詞は、動作や状態に「どんなふうに」「どのくらい」などの情報を足します。
形容詞が名詞を説明するのに対し、副詞は動詞・形容詞・ほかの副詞・文を説明します。何を説明しているかで形容詞と副詞を見分けます。

副詞は何を説明するか
形容詞副詞
説明する対象名詞動詞・形容詞・ほかの副詞・文
a fast car(速い車)run fast(速く走る)

例文

形容詞

a fast car

速い車

解説
この文では fast が名詞 car の前に置かれ、「速い車」という意味の形容詞として使われています。
副詞

He runs fast.

彼は速く走ります。

解説
この文では fast が動詞 runs の後に置かれ、「速く走る」という意味の副詞として使われています。同じ単語でも、名詞を説明すれば形容詞、動詞を説明すれば副詞です。

文中の副詞が頻度・程度・様子・時間・場所のどの種類にあたるか判断できる

文中の副詞が「いつ/どこで/どのくらい/どんなふうに/どのくらいの頻度で」のどれを答えているかを見ると、種類が分かります。

副詞の種類は答える質問で見分ける
種類答える質問
頻度どのくらいの頻度で?always / often / never
程度どのくらい?very / really / so
様子どんなふうに?quickly / well
時間いつ?today / now
場所どこで?here / outside

例文

頻度

I always drink coffee.

私はいつもコーヒーを飲みます。

解説
always は「どのくらいの頻度で?」に答えています → 頻度副詞です。
様子

She speaks English fluently.

彼女は流暢に英語を話します。

解説
fluently は「どんなふうに?」に答えています → 様態副詞です。
場所

We met here yesterday.

私たちは昨日ここで会いました。

解説
here は「どこで?」、yesterday は「いつ?」に答えています → 場所副詞と時間副詞です。1つの文に複数の副詞があるときも、それぞれ何を答えているかで種類が決まります。

形容詞から -ly 副詞が作れるようになる

多くの副詞は形容詞に -ly を付けて作りますが、つづりが変わるパターンがあります。
形容詞は名詞の性質を表し、副詞は動作や文全体の様子を表します。形容詞をそのまま使うのではなく、副詞の形に直す必要がある場面があります。
ただし happy → happily のように語尾が変わるものや、well のように形が大きく変わるものもあります。

副詞の作り方
形容詞 + -ly
-ly 副詞の作り方
ルール形容詞副詞
基本: そのまま + lyquickquickly
y ilyhappyhappily
-le -lygentlegently
-ic -icallybasicbasically

例文

-ly 副詞(基本)

He finished his homework quickly.

彼は宿題を素早く終わらせました。

解説
quick → quickly(そのまま -ly を付ける)
-ly 副詞(y ily)

The children played happily in the park.

子どもたちは公園で楽しそうに遊んでいました。

解説
happy → happily(y を i に変えて ly)
-ly 副詞(le ly)

He gently closed the door.

彼はそっとドアを閉めました。

解説
gentle → gently(le を ly に変える)
-ly 副詞(ic ically)

This is basically the same.

これは基本的に同じです。

解説
basic → basically(ic の後に ally)

例外: -ly を付けない副詞

fast / hard / late などは形容詞と副詞が同じ形です。
また、good の副詞は well になります。

good と well

good は形容詞で、名詞や主語の状態を説明します。 動作の「上手に」を表す副詞には well を使います。He is good. / He plays well. のように分けます。

hard と hardly

hard は「一生懸命に」という副詞として使えますが、hardly は「ほとんど〜ない」という別の意味です。hard に -ly を付ければよい、とは考えません。

間違えやすいポイント

He runs quick.

He runs quickly.

動作の様子(動詞)を説明するには副詞を使います。quick / good は形容詞なので、副詞 quickly / well にします(speaks English good → well も同じ)。

He looks happily.

He looks happy.

look / feel / seem などの動詞は主語の状態を表します。動作の様子ではないので、副詞ではなく形容詞を置きます。

He runs fastly.

He runs fast.

fast / hard / late などはそのまま副詞として使えます。fastly のような形は存在しません。

まとめ

  • 副詞と形容詞が説明する対象の違いを理解する
  • 文中の副詞が頻度・程度・様子・時間・場所のどの種類にあたるか判断できる
  • 形容詞から -ly 副詞が作れるようになる