できる/できない(can / can't)

can は「〜できる」を表す助動詞です。否定は can't、疑問は Can you...? です。

説明

canは、能力・許可・可能性を表す助動詞です。

「ピアノが弾けます」「ここに座ってもいいですか?」「雨が降るかもしれません」のように、自分や相手の能力、許可、起こりうることを伝えたいときに使います。

can の後ろは動詞の原形を置きます。主語が he / she / it になっても形は cans に変わりません。

肯定・否定・疑問の3つの形があり、場面によって意味(能力/許可/可能性)を文脈から見分けます。

3つの用法

意味用法
〜できる能力
〜してもよい許可
〜しうる可能性

今回のゴール

  • can で「〜できる」「〜かもしれない」と言える。
  • can の否定文で「〜できない」と伝えられる。
  • can の疑問文で「〜できるか」を尋ねられる。
  • can が「できる」か「してもよい」かを文の意味で見分けられる。
  • 主語が he / she などでも can の形を変えずに使える。

can で「〜できる」「〜かもしれない」と言える。

can は「〜できる」という能力や可能性を表す助動詞です。
can の後ろには動詞の原形を置きます。to は不要です。
主語が he / she / it でも can の形は変わりません。

肯定文の形
主語 + can + 動詞の原形

例文

主語 + can + 動詞

I can swim.

私は泳げます。

解説
can の後は動詞の原形 swim を置きます。能力を表す形です。
主語 + can + 動詞

She can speak three languages.

彼女は3か国語を話せます。

解説
主語が三人称単数でも can の形は変わりません。
主語 + can + 動詞

You can buy it online.

オンラインで買えます。

解説
can は可能性を表すこともあります。

can の否定文で「〜できない」と伝えられる。

can の否定形は can't(または cannot)です。「〜できない」という意味です。
can't の後も動詞の原形を置きます。

否定文の形
主語 + cannot (can't) + 動詞の原形
補足
cannot は丁寧な場面や書き言葉で使われます。会話では can't が一般的です。

例文

主語 + can't + 動詞

I can't drive.

私は運転できません。

解説
can't で「できない」と言えます。
主語 + can't + 動詞

He can't come to the party.

彼はパーティーに来られません。

解説
can't の後も動詞の原形 come を使います。
主語 + cannot + 動詞

We cannot bring pets to school.

学校にペットを連れて来ることはできません。

解説
cannot は丁寧な場面や書き言葉で使われます。

can の疑問文で「〜できるか」を尋ねられる。

「〜できますか?」と能力を尋ねたり、「〜してくれますか?」と依頼したりできます。
肯定文の can を主語の前に出し、その後ろには動詞の原形を置きます。

疑問文と答え方
質問Can + 主語 + 動詞の原形?
答え方Yes, 主語 + can. / No, 主語 + can't.

例文

Can + 主語 + 動詞?
Q

Can you speak English?

英語を話せますか?

A

Yes, I can.

はい、話せます。

No, I can't.

いいえ、話せません。

解説
相手の能力を尋ねています。
Can + 主語 + 動詞?
Q

Can you help me?

手伝ってくれますか?

A

Sure.

もちろん。

解説
依頼の表現。カジュアルな場面で使います。
Can I + 動詞?
Q

Can I use your pen?

ペンをお借りしてもいいですか?

A

Yes, you can.

はい、どうぞ。

No, you can't.

いいえ、使えません。

解説
Can I ...? で許可を求めることもできます。

can が「できる」か「してもよい」かを文の意味で見分けられる。

can の意味は形が同じでも文脈で変わります。判断の手がかりは「主語が誰か」「動詞が何をする内容か」「場面が許可を求めているか」の3つです。
主語が人で動作の動詞なら能力、相手に対する許諾の場面なら許可、一般的な事実や誰にでも起こりうる話なら可能性、というように見分けます。

見分けの手がかり
能力主語が人 + 動作の動詞(I can swim.)
許可相手に行動を認める場面(You can leave early.)
可能性一般的な事実や誰にでも起こりうる話(Anyone can make mistakes.)

例文

能力

He can play the violin.

彼はバイオリンを弾けます。

解説
主語の持つスキルを表しているので「能力」の意味です。
許可

You can leave early today.

今日は早く帰っていいですよ。

解説
相手に行動を認める文脈なので「許可」の意味です。
可能性

Anyone can make mistakes.

誰でも間違えることがあります。

解説
一般的な可能性を述べているので「可能性」の意味です。

主語が he / she などでも can の形を変えずに使える。

can は助動詞なので、主語が何であっても形が変わりません。三人称単数(he / she / it)でも cans にはなりません。
can の後ろの動詞も原形のままで、-s は付けません。

主語別 can の形

主語一般動詞(現在形)can + 動詞
Iplaycan play
Youplaycan play
He / She / Itplayscan play
We / Theyplaycan play

例文

三人称単数 + can

She can play the piano.

彼女はピアノを弾けます。

解説
主語が she でも cans にならず、動詞も plays ではなく play のままです。
複数 + can

They can speak Japanese.

彼らは日本語を話せます。

解説
主語が複数でも can の形は変わらず、動詞も原形 speak のままです。

つまずきポイント集

I can to swim.

I can swim.

解説: 助動詞 can / can't の後は動詞の原形を直接置きます。to や -ing は付けません(can to swim → can swim、can swimming → can swim、can't to go → can't go も同じ)。

He cans play guitar.

He can play guitar.

解説: can は主語によって形が変わりません。三人称単数でも cans ではなく can です。

She can plays the piano.

She can play the piano.

解説: 助動詞 can の後は動詞の原形です。主語が三人称単数でも -s は不要です(plays → play、Can you helps → Can you help も同じ)。

Do you can swim?

Can you swim?

解説: 助動詞がある文の疑問文には do は使いません。can を主語の前に出すだけで疑問文になります。

まとめ

  • can で「〜できる」「〜かもしれない」と言える。
  • can の否定文で「〜できない」と伝えられる。
  • can の疑問文で「〜できるか」を尋ねられる。
  • can が「できる」か「してもよい」かを文の意味で見分けられる。
  • 主語が he / she などでも can の形を変えずに使える。