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文型

第4文型

give / show + 人 + もの

説明

授与動詞は、「誰に何を渡す・見せる・送るか」を2つの目的語で表します。

「彼に本を渡しました」「彼女にメールを送りました」のように、誰かに何かを渡したり届けたりする動作を表します。

「動詞 + 人 + もの」と「動詞 + もの + to / for + 人」の2つの語順で近い内容を表せます。

to / for は動詞ごとに選びます。give / show / send / teach / lend などは to を使います。

buy / make / cook / get / find などは for を使います。

主な授与動詞
動詞意味ものを先に置く形
give
あげる
to + 人
show
見せる
to + 人
send
送る
to + 人
teach
教える
to + 人
lend
貸す
to + 人
tell
伝える
to + 人
buy
買ってあげる
for + 人
make
作ってあげる
for + 人
cook
料理してあげる
for + 人
get
手に入れてあげる
for + 人
find
見つけてあげる
for + 人
ものや行動に加えて、相手や受け手まで言える

目的語を1つだけ置く文では、ものは伝わっても受け手が分からないことがあります。授与動詞の文では、受け手とものを一緒に示せます。

文伝わる範囲
I sent an email.
メールを送ったこと
I sent him an email.
誰に、何を送ったか
She made a cake.
ケーキを作ったこと
She made us a cake.
誰のために、何を作ったか
授与動詞を読む順序
  1. 動詞の意味

    判断:
    渡す・見せる・送る・買うなどの動作か
  2. to / for

    判断:
    相手へ届く動詞は to、相手のために行う動詞は for
  3. 語順

    判断:
    人を先に置くか、ものを先に置いて to / for + 人を続けるか
  4. 例外

    判断:
    explain などは 人 + もの の語順にできない

今回のゴール

  • 授与動詞(give / show / send / buy / make など)を使って「人にものを〜する」という文が作れるようになる
  • 「動詞 + 人 + もの」と「動詞 + もの + to / for + 人」の2つの語順の使い分けを理解する
  • 動詞ごとに to と for のどちらを使うかの使い分けを理解する

相手とものを1つの文で伝える

ゴール

授与動詞(give / show / send / buy / make など)を使って「人にものを〜する」という文が作れるようになる

give / show / buy / make などの動詞で「人にものを〜する」を表します。メールを送るなら send、写真を見せるなら show、ペンを貸すなら lend、ケーキを作ってあげるなら make のように、動作の中身に合った動詞を選びます。動詞が決まれば、to の組か for の組かも自動的に決まります。

動詞で to / for が決まる
動詞の種類代表例前置詞を使う語順
相手へ渡す・見せる
give / send / show / lend
もの + to + 人
相手のために作る・用意する
buy / make / cook
もの + for + 人

人を先に置く形と for を使う形

send + 人 + もの

We sent him an email.

私たちは彼にメールを送りました。
解説
send を使った「動詞 + 人 + もの」の例です。to を使う場合は We sent an email to him.
make + もの + for + 人

My mother made a cake for me.

母は私にケーキを作ってくれました。
解説
make を使った「動詞 + もの + for + 人」の例です。She made me a cake. も可能です。
lend + 人 + もの

Can you lend me your pen?

ペンを貸してもらえますか?
解説
lend を使った「動詞 + 人 + もの」の例です。Can you lend your pen to me? のように to を使う語順にも言い換えられます。
tell + 人 + もの

She told me the truth.

彼女は私に真実を話しました。
解説
tell を使った「動詞 + 人 + もの」の例です。誰に何を伝えたのかを、2つの目的語で示しています。

よくある間違い

I gave him. —「彼に本を渡しました」のつもり

基本の形

I gave him a book.

「人に何かを渡す」という意味で give を使うときは、何を渡したかを示します。「動詞 + 人 + もの」または「動詞 + もの + 前置詞 + 人」で、受け手と渡すものを揃えます。

give が常に2つの目的語を必要とする、という意味ではありません。

理解度チェック

「彼は私に本をくれた」の英語はどうなりますか。

2つの語順の使い分け

ゴール

「動詞 + 人 + もの」と「動詞 + もの + to / for + 人」の2つの語順の使い分けを理解する

授与動詞では、相手を先に置く語順と、ものを先に置く語順を選べます。どちらも近い出来事を表しますが、会話で既に分かっている短い情報を先に、新しく伝える情報や長い情報を後ろに置くと自然になりやすいです。

人を先に置く語順では、give to him a book のように人の前に to / for を置きません。

ものが it / them なら後ろに相手を置く
渡すものが it / them のような短い代名詞なら、Give it to me. / Send them to her. のように「もの + to + 人」の語順が自然です。Give me it. の語順は避け、何を指すか分かっている短い情報を先に置きます。
使い分け
動詞 + 人 + もの
I gave him a book.
動詞 + もの + to / for + 人
I gave a book to him.

人とものの長さに合わせて語順を選ぶ

動詞 + 人 + もの

I gave him a book.

私は彼に本を渡しました。
解説
「動詞 + 人 + もの」の語順です。短く簡潔で、日常会話でよく使います。
動詞 + もの + to / for + 人

The teacher gave a book to a student.

先生は生徒に本を渡しました。
解説
「動詞 + もの + to + 人」の語順です。近い内容を表せます。渡すものを先に話題にしたいときや、相手を後から補足・対比したいときに使いやすい形です。
動詞 + 人 + 長いもの

He gave his uncle a very interesting book about Japanese history.

彼は叔父に日本の歴史についてのとても面白い本を渡しました。
解説
受け手の his uncle よりも、渡したものの説明が長いため、長い a very interesting book about Japanese history を後ろに置くと自然です。
動詞 + もの + to + 長い相手

He gave the book to the student standing by the door.

彼はドアのそばに立っている生徒にその本を渡しました。
解説
今度は受け手の説明が長いため、短い the book を先に置き、to + the student standing by the door を後ろに置いています。

よくある間違い

I gave to him a book.

基本の形

I gave him a book. / I gave a book to him.

「動詞 + 人 + もの」の語順では前置詞 to は入れません。前置詞を使いたいときは gave a book to him のように、渡すものを先に置きます。

理解度チェック

SVOO文型の2つのOは何ですか。

to と for の使い分け

ゴール

動詞ごとに to と for のどちらを使うかの使い分けを理解する

「もの + 前置詞 + 人」の語順では、動詞ごとに to か for のどちらかを選びます。to は「相手に向けて届く」イメージ、for は「相手のために何かをしてあげる」イメージで分かれ、動作が誰かに直接渡ったり届いたりするなら to、動作を相手のために行うなら for を使います。

to を使う動詞 / for を使う動詞
前置詞イメージ代表的な動詞
to
相手に向けて届く
give / show / send / teach / lend / tell
for
相手のために行う
buy / make / cook / get / find
注意
to を使う動詞でも、すべてが「動詞 + 人 + もの」の形になるわけではありません。たとえば explain は explain this rule to me のように もの + to + 人 の語順にします。

to と for を動詞に合わせる

show + もの + to + 人

She showed her photo to me.

彼女は私に写真を見せました。
解説
show は to を使う動詞です。「私に向けて見せた」という意味です。
buy + もの + for + 人

He bought a gift for her.

彼は彼女にプレゼントを買いました。
解説
buy は for を使う動詞です。「彼女のために買った」という意味です。
teach + もの + to + 人

He teaches Japanese to international students.

彼は留学生に日本語を教えています。
解説
teach は to を使う動詞です。「留学生に向けて教える」という意味です。

よくある間違い

I bought a gift to her.

基本の形

I bought a gift for her.

buy は for を取る動詞です。give / send / show など「相手に届ける」動詞は to、buy / make / cook など「相手のために行う」動詞は for を使います。

よくある間違い

Please explain me this rule.

基本の形

Please explain this rule to me.

explain は「動詞 + 人 + もの」の形にできません。explain + もの + to + 人 の語順にします。

理解度チェック

「He bought me a present.」を書き換えると、どうなりますか。

まとめ

  • 授与動詞(give / show / send / buy / make など)を使って「人にものを〜する」という文が作れるようになる
  • 「動詞 + 人 + もの」と「動詞 + もの + to / for + 人」の2つの語順の使い分けを理解する
  • 動詞ごとに to と for のどちらを使うかの使い分けを理解する