「人にものを」与える動詞

give / show + 人 + もの

give / show / send / buy などで「人にものを〜する」2つの語順を使います。

説明

授与動詞は、「誰に何を渡す・見せる・送るか」を2つの目的語で表します。

「彼に本を渡しました」「彼女にメールを送りました」のように、誰かに何かを渡したり届けたりする動作を表します。

「動詞 + 人 + もの」と「動詞 + もの + to / for + 人」の2つの語順で近い内容を表せます。

to / for は動詞ごとに選びます。give / show / send / teach / lend などは to、buy / make / cook / get / find などは for を使います。

主な授与動詞
動詞意味
giveあげる
show見せる
send送る
teach教える
tell伝える
buy買ってあげる
授与動詞を読む順序
順序見ること判断すること
1動詞の意味渡す・見せる・送る・買うなどの動作か
2to / for相手へ届く動詞は to、相手のために行う動詞は for
3語順人を先に置くか、ものを先に置いて to / for + 人を続けるか
4例外explain などは 人 + もの の語順にできない

今回のゴール

  • 授与動詞(give / show / send / buy / make など)を使って「人にものを〜する」という文が作れるようになる
  • 「動詞 + 人 + もの」と「動詞 + もの + to / for + 人」の2つの語順の使い分けと、explain のように一方の語順が使えない動詞があることを理解する
  • 動詞ごとに to と for のどちらを使うかの使い分けを理解する

授与動詞(give / show / send / buy / make など)を使って「人にものを〜する」という文が作れるようになる

give / show / buy / make などの動詞で「人にものを〜する」を表します。
メールを送るなら send、写真を見せるなら show、ペンを貸すなら lend、ケーキを作ってあげるなら make のように、動作の中身に合った動詞を選びます。動詞が決まれば、to の組か for の組かも自動的に決まります。

動詞で to / for が決まる
動詞の種類代表例前置詞を使う語順
相手へ渡す・見せるgive / send / show / lendもの + to + 人
相手のために作る・用意するbuy / make / cookもの + for + 人

例文

We sent him an email.

私たちは彼にメールを送りました。

解説
send を使った「動詞 + 人 + もの」の例です。to を使う場合は We sent an email to him.

My mother made a cake for me.

母は私にケーキを作ってくれました。

解説
make を使った「動詞 + もの + for + 人」の例です。She made me a cake. も可能です。

Can you lend me your pen?

ペンを貸してもらえますか?

解説
lend を使った「動詞 + 人 + もの」の例です。lend your pen to me. のように to を使う語順にも言い換えられます。

「動詞 + 人 + もの」と「動詞 + もの + to / for + 人」の2つの語順の使い分けと、explain のように一方の語順が使えない動詞があることを理解する

授与動詞では、相手を先に置く語順と、ものを先に置く語順を選べます。
相手を先に置く形は短く簡潔で、日常会話向きです。ものを先に置く形は、ものを強調したいときや、ものの説明が長いときに使います。
人を先に置く語順では、give to him a book のように人の前に to / for を置きません。

使い分け
動詞 + 人 + ものI gave him a book.
動詞 + もの + to / for + 人I gave a book to him.

例文

動詞 + 人 + もの

I gave him a book.

私は彼に本を渡しました。

解説
「動詞 + 人 + もの」の語順です。短く簡潔で、日常会話でよく使います。
動詞 + もの + to / for + 人

The teacher gave a book to his student.

先生は生徒に本を渡しました。

解説
「動詞 + もの + to + 人」の語順です。近い内容を表せます。ものの説明が長いときや、相手を後から補足したいときに使いやすい形です。
動詞 + もの + to / for + 人(ものが長い場合)

He gave a very interesting book about Japanese history to his uncle.

彼は叔父に日本の歴史についてのとても面白い本を渡しました。

解説
ものの説明が長いときは、to / for を使う語順の方が自然です。

動詞ごとに to と for のどちらを使うかの使い分けを理解する

「もの + 前置詞 + 人」の語順では、動詞ごとに to か for のどちらかを選びます。
to は「相手に向けて届く」イメージ、for は「相手のために何かをしてあげる」イメージで分かれます。動作が誰かに直接渡ったり届いたりするなら to、動作を相手のために行うなら for を使います。

to を使う動詞 / for を使う動詞
前置詞イメージ代表的な動詞
to相手に向けて届くgive / show / send / teach / lend / tell
for相手のために行うbuy / make / cook / get / find
注意
to を使う動詞でも、すべてが「動詞 + 人 + もの」の形になるわけではありません。たとえば explain は explain this rule to me のように もの + to + 人 の語順にします。

例文

She showed her photo to me.

彼女は私に写真を見せました。

解説
show は to を使う動詞です。「私に向けて見せた」という意味です。

He bought a gift for her.

彼は彼女にプレゼントを買いました。

解説
buy は for を使う動詞です。「彼女のために買った」という意味です。

He teaches Japanese to international students.

彼は留学生に日本語を教えています。

解説
teach は to を使う動詞です。「留学生に向けて教える」という意味です。

間違えやすいポイント

I gave to him a book.

I gave him a book. / I gave a book to him.

「動詞 + 人 + もの」の語順では前置詞 to は入れません。前置詞を使いたいときは gave a book to him のように、渡すものを先に置きます。

I bought a gift to her.

I bought a gift for her.

buy は for を取る動詞です。give / send / show など「相手に届ける」動詞は to、buy / make / cook など「相手のために行う」動詞は for を使います。

I gave him.

I gave him a book.

「人に何かを渡す」という意味で give を使うときは、何を渡したかを示す語が必要です。「動詞 + 人 + もの」または「動詞 + もの + 前置詞 + 人」で2つを揃えます。

Please explain me this rule.

Please explain this rule to me.

explain は「動詞 + 人 + もの」の形にできません。explain + もの + to + 人 の語順にします。

まとめ

  • 授与動詞(give / show / send / buy / make など)を使って「人にものを〜する」という文が作れるようになる
  • 「動詞 + 人 + もの」と「動詞 + もの + to / for + 人」の2つの語順の使い分けと、explain のように一方の語順が使えない動詞があることを理解する
  • 動詞ごとに to と for のどちらを使うかの使い分けを理解する