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不定詞

不定詞の発展

too ... to / It is ... to

説明

too ... to / enough to / It is ... to は、程度や判断を表すto不定詞の構文です。

「忙しすぎて行けない」「歩いて行けるくらい近い」「英語を学ぶことは大切だ」のように、程度や評価を伝えたいときに使います。

定番の構文には、限界を表す too ... to、十分さを表す enough to、行動を評価する It is ... to などがあります。

また、want / tell / ask などは「動詞 + 人 + to + 動詞の原形」で、人への希望・指示・依頼を言い分けられます。not to を使えば、しないでほしいことも伝えられます。

to不定詞の構文で押さえること
場面使う形意味の向き
程度が高すぎてできない
too + 形容詞 / 副詞 + to + 原形
限界を超えている
十分なのでできる
形容詞 / 副詞 + enough + to + 原形
条件を満たしている
行動を評価する
It is + 形容詞 + to + 原形
〜することは...だ
時間がかかる
It takes + 時間 + to + 原形
〜するのに...かかる
誰にとって / 誰の性質か
for 人 / of 人
評価の対象で使い分ける
人への希望・指示・依頼
動詞 + 人 + to + 原形
動詞で伝え方を選ぶ。否定は not to
構文を使うと、どこまで詳しく言える?
もとの文構文を使った文加わる意味
This soup is hot.このスープは熱い
This soup is too hot to eat.
食べられないほど熱い
He is old.彼は年を取っている
He is old enough to drive.
運転できる年齢に達している
I learn English.私は英語を学ぶ
It is important to learn English.
英語を学ぶという行動を評価する
We go there.私たちはそこへ行く
It takes two hours to get there.
そこへ行くのに必要な時間を示す
I want to stay.私は残りたい
I want you to stay.
残ってほしい相手を示す

今回のゴール

  • 程度が高すぎてできないこと・十分にできることを to不定詞の構文で言えるようになる
  • 仮主語構文(It is ... to / It takes ... to)で「〜することは…だ」「〜するのに…かかる」が言えるようになる
  • to不定詞の意味上の主語で for 人と of 人の使い分けを理解する
  • want / tell / ask + 人 + to不定詞 で、人に動作を求める文が言えるようになる

too ... to と enough to

ゴール

程度が高すぎてできないこと・十分にできることを to不定詞の構文で言えるようになる

too ... to で「〜するには…すぎる」「〜すぎて…できない」、... enough to で「〜するのに十分...だ」と程度を表します。同じ程度の表現でも、too は「限界を超えてできない」、enough は「条件を満たしてできる」という向きが逆になります。

2つの構文
too ... to
too + 形容詞 / 副詞 + to + 動詞の原形
... enough to
形容詞 / 副詞 + enough + to + 動詞の原形
誰がするかを for で示せる

to不定詞の動作をする人をはっきり示したいときは、to の前に「for + 人」を置けます。

The box is too heavy for me to carry. は「その箱は私が運ぶには重すぎる」、The box is light enough for a child to carry. は「子どもが運べるほど軽い」という意味です。

enough は何を説明するかで位置が変わる

形容詞・副詞を説明するときは old enough / quickly enough のように後ろへ置きます。名詞の量を表すときは enough time / enough money のように名詞の前へ置きます。

「終えるのに十分な時間があります」は We have enough time to finish. と表せます。

できない理由と十分な条件を表す

too + 形容詞 + to:できない

This soup is too hot to eat.

このスープは熱すぎて食べられません。
解説
too hot で「熱すぎる」。後ろに to eat を続けて「熱すぎて食べられない」を表します。
too + 形容詞 + to:できない

He is too young to drive.

彼は若すぎて運転できません。
解説
too young で「若すぎる」。運転できる年齢に達していないことを表します。
形容詞 + enough + to:十分

He is old enough to drive.

彼は運転できる年齢です。
解説
old enough で「運転できる年齢」。enough は形容詞の後ろに置きます。
形容詞 + enough + to:十分

He's tall enough to reach the top shelf.

彼は一番上の棚に手が届くくらい背が高いです。
解説
tall enough to reach で「手が届くのに十分な背の高さ」。「〜するのに足りる」を表します。

よくある間違い

This soup is too hot eat.

基本の形

This soup is too hot to eat.

too ... to 構文では、too + 形容詞 / 副詞 の後ろに to + 動詞の原形を続けます。

よくある間違い

He is enough old to drive.

基本の形

He is old enough to drive.

enough は形容詞・副詞の後ろに置きます。old enough to ... の語順です。

理解度チェック

too ... to ~ はどういう意味ですか。

It is ... to の構文

ゴール

仮主語構文(It is ... to / It takes ... to)で「〜することは…だ」「〜するのに…かかる」が言えるようになる

It is ... to で「〜することは…だ」、It takes ... to で「〜するのに…かかる」と内容や時間を言います。この It は仮の主語で、伝えたい内容そのものは to 以下に置きます。

2つの構文
一般的な判断
It is + 形容詞 + to + 動詞の原形
誰にとってか示す
It is + 形容詞 + for + 人 + to + 動詞の原形
必要な時間を示す
It takes + 時間 + to + 動詞の原形

行動の評価と所要時間を表す

It is ... to 〜

It is important to study every day.

毎日勉強することは大切です。
解説
It は仮の主語です。本当の主語は「毎日勉強すること」を表す to study every day です。
It takes + 時間 + to 〜

It takes 30 minutes to walk to school.

学校まで歩いて30分かかります。
解説
It takes + 時間 + to で「〜するのに時間がかかる」と表します。
It takes + 人 + 時間 + to 〜

It takes me 30 minutes to walk to school.

私が学校まで歩いて行くのに30分かかります。
解説
takes の後ろに人を入れると、「誰にとってその時間がかかるか」を表せます。

よくある間違い

It takes 30 minutes walk to school.

基本の形

It takes 30 minutes to walk to school.

It takes ... の後ろで「〜するのに」と言うときは to + 動詞の原形を使います。

理解度チェック

It is ... to ~ の構文はどういう意味ですか。

for と of の使い分け

ゴール

to不定詞の意味上の主語で for 人と of 人の使い分けを理解する

「誰にとって」を表すときは for 人、その人の性格や行動を評価するときはof 人 を使います。easy / difficult / important などは for 人、kind / nice / careless などは of 人 と組み合わせます。

for 人 と of 人
for 人
easy / difficult / important などto不定詞の動作が「誰にとって」そうなのかを示す
of 人
kind / nice / careless などto不定詞の動作をした人の性格や行動を評価する

for と of で人への評価を分ける

for 人:誰にとって

It is easy for me to read this book.

この本を読むことは私にとって簡単です。
解説
easy は難しさを表す形容詞なので for me を使います。
of 人:性格・行動の評価

It is kind of you to help me.

手伝ってくれるなんて親切ですね。
解説
kind は、その人の行動や人柄を評価する形容詞なので of you を使います。

よくある間違い

It is kind for you to help me.

基本の形

It is kind of you to help me.

kind / nice / careless など、人の性格や行動を評価する形容詞では of 人 を使います。難しさや大切さを「人にとって」と言うときは for 人 です。

理解度チェック

「私にとって英語を話すのは簡単です」の英語はどうなりますか。

希望・指示・依頼を言い分ける

ゴール

want / tell / ask + 人 + to不定詞 で、人に動作を求める文が言えるようになる

基本の「動詞 + 人 + to do」という語順は同じでも、want / tell / ask のどれを選ぶかで、 希望・指示・依頼のどれを相手に向けるかが変わります。動詞 + 人 + to + 動詞の原形 の形を土台にし、しないでほしいことは人の後ろをnot to + 動詞の原形にします。

まとめる部分と分ける部分
語順は「動詞 + 人 + to do」でまとめて覚えます。動詞の意味は、want は希望、tell は指示、ask は依頼として分けます。内容を否定するときは don't ではなく not to を使います。
動詞 + 人 + to + 動詞の原形
want 人 to do
人に〜してほしい
tell 人 to do
人に〜するように言う
ask 人 to do
人に〜するように頼む
tell / ask 人 not to do
人に〜しないように言う・頼む

希望・指示・依頼と、その否定を伝える

want + 人 + to

I want you to come to the party.

あなたにパーティーに来てほしいです。
解説
want you to come で「あなたに来てほしい」と表します。人を表す you の後ろに to + 原形を続けます。
tell + 人 + to

My mother told me to clean my room.

母は私に部屋を掃除するように言いました。
解説
tell 人 to do で「人に〜するように言う」と表します。me の後ろは to clean です。
ask + 人 + to

She asked him to help her.

彼女は彼に手伝ってくれるよう頼みました。
解説
ask 人 to do で「人に〜するように頼む」を表します。
ask + 人 + not to

She asked me not to be late.

彼女は私に遅れないよう頼みました。
解説
ask me not to be late で「私に遅れないよう頼む」と表します。not は to の前に置きます。

よくある間違い

I want that you come to the party.

基本の形

I want you to come to the party.

「人に〜してほしい」は want that ... ではなく、want + 人 + to + 動詞の原形 の形にします。

よくある間違い

She asked me don't be late.

基本の形

She asked me not to be late.

人にしないよう頼むときは、ask + 人 + not to + 動詞の原形を使います。don't をそのまま続けません。

理解度チェック

「母は私に部屋を掃除するように言った」の英語はどうなりますか。

まとめ

  • 程度が高すぎてできないこと・十分にできることを to不定詞の構文で言えるようになる
  • 仮主語構文(It is ... to / It takes ... to)で「〜することは…だ」「〜するのに…かかる」が言えるようになる
  • to不定詞の意味上の主語で for 人と of 人の使い分けを理解する
  • want / tell / ask + 人 + to不定詞 で、人に動作を求める文が言えるようになる