知覚動詞(see / hear / watch + O + 原形)

see / hear / watch などで「〜するのを見る/聞く」を表し、原形と -ing の違いを学びます。

説明

知覚動詞は、「見る」「聞く」「感じる」など五感に関する動作を伝えたいときに使います。

「彼が走るのを見ました」「誰かが歌っているのが聞こえました」のように、五感を通じて人の動作を感じ取った場面を伝えたいときに使います。

代表的な知覚動詞は see / watch / hear / listen to / feel / notice の6つです。

目的語の後ろに置く動詞の形(原形 / -ing)で、知覚した動作の範囲(一部始終 / 途中)を表し分けます。

受動態にすると、能動態では不要だった to が必要になる特殊な変化があります。

主な知覚動詞

知覚動詞意味
see見る
watchじっと見る
hear聞こえる
listen to(耳を傾けて)聞く
feel感じる
notice気づく

後ろに続く形

ニュアンス
知覚動詞 + 目的語 + 動詞の原形動作の一部始終を知覚
知覚動詞 + 目的語 + -ing動作の途中を知覚

今回のゴール

  • 「知覚動詞」 + 目的語 + 原形 の形を使える。
  • 「知覚動詞」 + 目的語 + -ing で「〜しているのを見る/聞く」を表せる。
  • 知覚動詞の後の原形と -ing を意味で使い分けられる。
  • 知覚動詞の受け身では to + 動詞の原形を使える。

「知覚動詞」 + 目的語 + 原形 の形を使える。

知覚動詞は「誰かが〜するのを見る/聞く」を表すとき、目的語の後に動詞の原形を置きます。
動作の一部始終を知覚したニュアンスです。

語順
知覚動詞 + 目的語 + 動詞の原形

例文

see + 人 + 原形

I saw him cross the street.

彼が通りを渡るのを見ました。

解説
see + 目的語 + 原形で、「渡り終わるまでの動作全体を見た」というニュアンスです。
hear + 人 + 原形

I heard my mother call my name.

母が私の名前を呼ぶのが聞こえました。

解説
hear + 目的語 + 原形で、「呼ぶ動作全体を聞いた」という意味です。

「知覚動詞」 + 目的語 + -ing で「〜しているのを見る/聞く」を表せる。

知覚動詞の後に -ing 形を置くと、「〜しているのを見る/聞く」と、動作の途中を知覚したニュアンスになります。

語順
知覚動詞 + 目的語 + -ing

例文

see + 人 + -ing

I saw him crossing the street.

彼が通りを渡っているのを見ました。

解説
-ing を使うと「渡っている最中を見た」というニュアンスになります。渡り終えたかどうかは分かりません。
hear + 人 + -ing

I heard my friend singing in the next room.

友達が隣の部屋で歌っているのが聞こえました。

解説
-ing を使うと「歌っている途中の声が聞こえた」という意味です。

知覚動詞の後の原形と -ing を意味で使い分けられる。

原形と -ing 形では、知覚した動作の範囲が異なります。

違い
原形動作の一部始終を見た/聞いた
-ing動作の途中を見た/聞いた

比較

原形(一部始終)

I watched him run the race.

彼がレースを走るのを見ました。

解説
原形 → レースのスタートからゴールまで全部見た。
-ing(途中)

I watched him running in the park.

彼が公園で走っているのを見ました。

解説
-ing → 走っている途中の姿を見た。いつ始めていつ終わったかは不明。

知覚動詞の受け身では to + 動詞の原形を使える。

知覚動詞を受動態にすると、使役動詞と同じく to不定詞を使います。
能動態では原形(to なし)ですが、受動態では to が必要になります。

受動態の形
be + 知覚動詞の過去分詞 + to + 動詞の原形

例文

能動態

They saw Tom run across the park.

彼らはトムが公園を走って横切るのを見ました。

受動態

Tom was seen to run across the park.

トムは公園を走って横切るのを目撃されました。

解説
受動態では to が付きます。was seen leave は間違いです。

つまずきポイント集

I saw him to cross the street.

I saw him cross the street.

解説: 知覚動詞(see / hear / feel など)の後は動詞の原形を直接置きます。to を付けたり過去形にしたりはしません(heard him sang → heard him sing も同じ)。

She was seen leave the room.

She was seen to leave the room.

解説: 受動態では to が必要です。能動態は原形ですが、受動態は to + 原形になります。

まとめ

  • 「知覚動詞」 + 目的語 + 原形 の形を使える。
  • 「知覚動詞」 + 目的語 + -ing で「〜しているのを見る/聞く」を表せる。
  • 知覚動詞の後の原形と -ing を意味で使い分けられる。
  • 知覚動詞の受け身では to + 動詞の原形を使える。