前置詞
方向・移動の前置詞
to / from / into / out of
説明
方向・移動の前置詞は、目的地・出発点・内外への移動を区別して伝えるために使います。
同じ room を使っても、to the room なら部屋まで、into the room なら部屋の中へ、out of the room なら部屋の外へという違いを表せます。
to / from / into / out of の4つは動きの向きで選び、home / here / there の前には前置詞を置きません。
移動の前置詞を選ぶと、同じ場所でも、そこへ向かうのか、そこから来るのか、中へ入るのかを区別できます。
今回のゴール
- to / from / into / out of を動きの方向に合わせて使い分けた文が作れるようになる
- home / here / there を前置詞なしで使い、into / out of の形も正しく選べるようになる
方向の前置詞の使い分け
to / from / into / out of を動きの方向に合わせて使い分けた文が作れるようになる
まず、箱・部屋・建物などの境界を越える動きかを見ます。中へ入るなら into、外へ出るなら out of です。境界を越えることを表さない場合は、 行き先なら to、出発点なら fromを使います。
日本語ではどれも「〜に」「〜へ」「〜から」と訳せますが、英語では移動の始点・終点と、境界を越えたかどうかを分けて表します。 to は go to / walk to / come to のように、移動を表す動詞と組み合わせて行き先を示せます。
to / from / into / out of は、目的地・出発点・中へ・外へという動きの向きを一枚の地図としてまとめて覚えます。訳語より、移動の矢印を見ると選びやすくなります。
home / here / there は語自体に方向が含まれるため、前に前置詞を置きません。4つの前置詞を選ぶ問題とは分けて、go home / come here の形で覚えます。
- 中へ入る
- into + 場所境界を越えて、その場所の内側へ移動する
- 外へ出る
- out of + 場所境界を越えて、その場所の外側へ移動する
- 目的地へ向かう
- to + 場所その場所を移動の行き先として示す
- 出発点から離れる
- from + 場所その場所を移動の出発点として示す
移動の行き先・起点・内外を言い分ける
I walk to school every day.
- 私は毎日歩いて学校に行きます。
She came from Japan last year.
- 彼女は去年、日本から来ました。
She walked into the room.
- 彼女は部屋の中へ入っていきました。
He came out of the building.
- 彼は建物から出てきました。
- 位置
- in the room部屋の中にいる・あるという位置を表す
- 移動
- into the room部屋の外から境界を越えて中へ入る動きを表す
go to the station のように go では行き先に to を使いますが、arrive to the station とはしません。駅などの地点には arrive at the station、都市・国など広い地域には arrive in Tokyo / arrive in Japan を使います。
get to the station と reach the station も「駅に着く」を表せますが、reach の直後には前置詞を置きません。
移動の方向を表す to の基本イメージは何ですか。
前置詞を置かない行き先と形の注意
home / here / there を前置詞なしで使い、into / out of の形も正しく選べるようになる
home / here / there は、それ自体に「家へ・ここへ・そこへ」という方向を含むため、前に to を置きません。一方、into は1語、out of は2語で、それぞれ形を崩さず使います。
home / here / there は前置詞なしで方向を表す
I go home after school.
- 放課後、家に帰ります。
Please come here.
- こちらへ来てください。
Let's go there together.
- 一緒にそこへ行きましょう。
into / out of で内外への移動を表す
The cat jumped into the box.
- 猫は箱の中に飛び込みました。
She ran out of the room.
- 彼女は部屋から走り出ました。
よくある間違い
I go to home every day.
基本の形
I go home every day.
home / here / there はそれだけで「家へ/ここへ/そこへ」という方向を表す言葉なので、前置詞 to を付ける必要はありません。
よくある間違い
She walked to into the room.
基本の形
She walked into the room.
「外から中へ入る動き」は into だけで表します。to と into を重ねる必要はありません。
よくある間違い
He came out the building.
基本の形
He came out of the building.
「建物の中から外へ出る」は came out of the building と表します。out of は2語で1つのまとまりなので、of を落としません。
「彼女は部屋の中へ入っていきました」の英語はどうなりますか。
まとめ
- to / from / into / out of を動きの方向に合わせて使い分けた文が作れるようになる
- home / here / there を前置詞なしで使い、into / out of の形も正しく選べるようになる