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完了形

現在完了

have + 過去分詞

説明

現在完了形は、過去と現在のつながりを表します。

現在完了形では、「3回ロンドンに行ったことがある」「もう宿題を終えた」「ずっとここに住んでいる」といった経験・完了・継続を表せます。過去のことを、現在とのつながりから捉える形です。

形は have / has + です。

yesterday のような明確な過去時点があるときは、現在完了ではなく過去形を選びます。

現在完了の3つの用法
用法現在とのつながりよく使う語例
経験
過去の体験が今の経験として残る
ever / never / before
I have been to Paris.
継続
過去から今まで続いている
for / since / How long
She has lived here for years.
完了・結果
終わったことや結果が今に関係する
just / already / yet
I have finished my homework.
過去の出来事を、今とつながる話として伝えられる

過去形は過去の時点・出来事を述べます。現在完了形にすると、経験、今までの継続、現在に残る結果として話せます。

過去形現在完了形現在完了で伝わること
I went to Paris in 2024.
I have been to Paris.
パリに行った経験がある
I lived in Tokyo for three years.
I have lived in Tokyo for three years.
3年前から今まで東京に住んでいる
I finished my homework at eight.
I have finished my homework.
宿題が今は終わっている
時間軸で見る3つの用法
経験
継続
完了・結果
過去今

今回のゴール

  • 現在完了(have / has + 過去分詞)の肯定文・否定文・疑問文が作れるようになる
  • 経験用法で「〜したことがある/ない」が言えるようになる
  • 継続用法で「ずっと〜している」や「どのくらい続いているか」が言えるようになる
  • 完了・結果用法で「〜し終えた・その結果が今に残る」が言えるようになり、been to と gone to の使い分けを理解する
  • 過去形と現在完了の使い分けを理解する

現在完了の基本の形

ゴール

現在完了(have / has + 過去分詞)の肯定文・否定文・疑問文が作れるようになる

現在完了は、過去の出来事が現在とつながっていることを表す形です。「have / has + 過去分詞」で作ります。

主語が he / she / it などの三人称単数なら has、それ以外は haveを使います。have / has の後は動詞の原形や過去形ではなく、過去分詞を使います。

覚え方:形は1つ、現在とのつながりを分ける

経験・継続・完了・結果は、すべて have / has + 過去分詞という同じ形を使います。用法ごとに別の活用を覚える必要はありません。

文を読むときは、過去の体験があるのか、今まで続いているのか、終わった結果が今に残るのかを分けます。ever / since / already などは、そのつながりを見分ける手がかりです。

現在完了の形
主語 + have / has + 過去分詞

have / has + 過去分詞の形を確認する

経験

I have been to Paris twice.

私はパリに2回行ったことがあります。
解説
have の後ろに be の過去分詞 been を置いて経験を表します。twice は回数を表す語です。
継続

She has lived in Tokyo for 10 years.

彼女は東京に10年間住んでいます。
解説
主語の She は三人称単数なので has + lived を使います。lived は live の過去分詞です。この文は継続の用法です。
経験 + 疑問文
Q

Have you ever eaten sushi?

寿司を食べたことはありますか?
A

Yes, I have.

はい、あります。

No, I haven't.

いいえ、ありません。
解説
疑問形は Have + 主語 + 過去分詞。ever は経験を尋ねるときによく使う副詞です。
短縮形 I've / He's

会話では I have → I've、He has → He's のように短縮します。否定形は haven't / hasn't です。

He's は He is の短縮形でもあります。現在完了では He's lived ... のように、後ろに過去分詞が来ることで見分けます。

よくある間違い

I have see that movie.

基本の形

I have seen that movie.

現在完了は have / has + 過去分詞で作ります。原形の see や過去形の went ではなく、過去分詞の seen / gone を使います。

よくある間違い

She have finished her work.

基本の形

She has finished her work.

She は三人称単数なので has を使います。have は I / you / we / they のときに使います。

理解度チェック

「Has he finished?」に肯定で答えるとどうなりますか。

経験用法:過去の経験を伝える

ゴール

経験用法で「〜したことがある/ない」が言えるようになる

経験の用法は、過去の体験を「〜したことがある」と表します。大切なのは、「いつしたか」ではなく「経験があるかどうか」です。「今までに」を表す ever や「一度も〜ない」を表す never とよく一緒に使います。

よく使う形
経験を尋ねる
Have / Has + 主語 + ever + 過去分詞?今までにした経験があるかを尋ねる
経験を否定する
主語 + have / has never + 過去分詞一度もしたことがないと伝える

ever / never で経験の有無を表す

経験:否定

I have never been abroad.

私は海外に行ったことがありません。
解説
経験の用法です。never は「一度も〜ない」という否定の経験を表します。
経験 + 疑問文
Q

Have you ever visited Kyoto?

京都を訪れたことはありますか?
A

Yes, I have.

はい、あります。

No, I haven't.

いいえ、ありません。
解説
ever を使うと「今までに一度でもあるか」を尋ねられます。強調して答えるときは No, I have never visited Kyoto. と言えば、「一度も訪れたことがありません」と強く答えられます。
理解度チェック

経験を表す現在完了ではどんな副詞を使いますか。

継続用法:過去から今までの継続を伝える

ゴール

継続用法で「ずっと〜している」や「どのくらい続いているか」が言えるようになる

継続の用法は、過去に始まった状態が現在まで続いていることを表します。for は期間、since は起点を示し、How long は継続時間を尋ねます。live / know のような状態を表す動詞は、現在完了で継続を表しやすい動詞です。動作そのものが続いていることを強調したいときは、発展として別に学ぶ現在完了進行形を使います。

肯定文の形
have / has + 過去分詞 + for / since ...

過去に始まった状態が今まで続いていることを表す

since の後ろに文も置ける

since は時点だけでなく、「私たちが子どものころから」を表す since we were children のように文も続けられます。

I have known her since we were children. では、今までの継続を現在完了 have known、開始時点の状態を過去形 were で表します。

since と for で継続の起点・期間を示す

継続 + since

He has worked here since 2015.

彼は2015年からここで働いています。
解説
since は「〜から」という開始時点を表し、2015年から今まで働き続けていることを示します。
継続 + for

We have known each other for five years.

私たちは知り合って5年になります。
解説
for は「〜の間」という期間を表し、現在まで続いていることを示します。

期間を尋ねる

「どのくらい〜していますか?」と期間を尋ねるときは How long have you + 過去分詞 ...? を使います。答えには「〜の間」を表す for や「〜以来」を表す since を使います。

例文

How long have you lived in Tokyo?

東京にどのくらい住んでいますか?
解説

How long + have you + 過去分詞で期間を尋ねます。

答えは I have lived here for three years. / since 2023. のように for か since で答えます。

よくある間違い

I live here for 5 years.

基本の形

I have lived here for 5 years.

for 5 years は「5年前から今まで」という期間です。過去から今まで続いていることは、現在完了 have lived で表します。

理解度チェック

He ___ here since 2020. 今も住んでいることを表します。

完了したことと今に残る結果を伝える

ゴール

完了・結果用法で「〜し終えた・その結果が今に残る」が言えるようになり、been to と gone to の使い分けを理解する

完了の用法は「〜し終えた」、結果の用法は「過去の出来事の結果が今も残っている」ことを表します。「ちょうど」を表す just や「もう」を表す already とよく一緒に使います。

肯定文の形
have / has + just / already + 過去分詞

already は have / has と過去分詞の間に置くのが基本ですが、会話では文末に置かれることもあります。yet は否定文・疑問文で文末に置きます。例: I haven't finished yet.

just / already / yet で完了と結果を表す

完了 + just

I have just finished my homework.

私はちょうど宿題を終えたところです。
解説
just は「ちょうど〜したところ」という意味で、終わった直後を表します。
完了 + already

She has already left home.

彼女はもう家を出ました。
解説
already は「もう」を表し、結果として今ここにいないことも含みます。
完了 + yet:否定文

I haven't finished my homework yet.

私はまだ宿題を終えていません。
解説
yet は否定文・疑問文で「まだ / もう」を表し、文末に置きます。
been to と gone to の意味の違い

同じ「行く」でも、have been to は「〜に行ったことがある」という経験を表します。主語が表す人は、その場所から戻ってきています。

have gone to は「〜に行ってしまって、今ここにいない」という結果を表します。She has been to London. / She has gone to London. のように使い分けます。

よくある間違い

I have yet finished my homework.

基本の形

I haven't finished my homework yet.

yet は否定文・疑問文で「まだ / もう」を表す副詞で、文末に置きます。肯定文の「もう〜した」は already を使います。

よくある間違い

He has gone to Paris.:パリに行ったことがあると伝えたい場合

基本の形

He has been to Paris.

「〜に行ったことがある」と経験を伝えたいときは have been to を使います。have gone to は「〜に行ってしまって今ここにいない」という結果を表します。

理解度チェック

完了を表す現在完了ではどんな副詞を使いますか。

過去形との使い分け

ゴール

過去形と現在完了の使い分けを理解する

過去形は、過去の一時点で起きた出来事を表します。「いつ起きたか」に焦点があり、yesterday / last week などで時点を明確にできます。現在完了は、過去の出来事が「今とどうつながるか」に焦点を置きます。そのため、yesterday や last week のような明確な過去の時点を示す語とは、ふつう一緒に使いません。

過去形と現在完了の見分け
形時間の捉え方一緒に使いやすい語
過去形
過去の一時点の出来事
yesterday / last week など
現在完了
過去から今へのつながり
ever / before / for / since など
過去形と現在完了の時間軸の違い
過去形
現在完了
過去今

過去の時点と現在とのつながりを分ける

過去形

I went to Tokyo yesterday.

私は昨日東京に行きました。
解説

過去形 went は「昨日行った」という、その時点の出来事を表します。

現在完了 have been は「今までに行ったことがある」という経験を表すため、yesterday のような明確な過去の時点を言う文ではふつう使いません。

現在完了:経験

I have been to Tokyo before.

私は以前東京に行ったことがあります。
解説

現在完了 have been は「これまでに行った経験がある」ことを明確に伝えます。

過去形 went でも文脈次第で経験的に解釈できますが、過去のある時点の出来事として聞こえやすいため、「経験」を中心に伝えたいときは have been が自然です。

現在完了:結果

I have lost my umbrella.

私は傘をなくしてしまいました。
解説
現在完了 have lost は「なくして、今も手元にない」という現在とのつながりをよりはっきり表します。過去形 I lost my umbrella. は、なくしたという過去の出来事に注目した言い方です。

よくある間違い

I have visited Tokyo yesterday.

基本の形

I visited Tokyo yesterday.

yesterday のような明確な過去の時点を表す語があるときは、現在完了ではなく過去形を使います。

理解度チェック

「昨日〜した」のように過去の時点を示す語がある場合、どんな形を使いますか。

まとめ

  • 現在完了(have / has + 過去分詞)の肯定文・否定文・疑問文が作れるようになる
  • 経験用法で「〜したことがある/ない」が言えるようになる
  • 継続用法で「ずっと〜している」や「どのくらい続いているか」が言えるようになる
  • 完了・結果用法で「〜し終えた・その結果が今に残る」が言えるようになり、been to と gone to の使い分けを理解する
  • 過去形と現在完了の使い分けを理解する