現実とちがう仮定の決まり文句

I wish / as if

as if / If it were not for / I wish などで、現実とのズレを表します。

説明

as if / I wish / If it were not for などは、時制をずらして現実とのズレを表します。

「まるで子供のようにふるまう」「もっと時間があったらなあ」「あの時もっと勉強していればよかった」のように、たとえ・願望・後悔を伝えたいときに使います。

as if(まるで〜のように)、I wish / If only(〜だったらいいのに)、If it were not for(〜がなければ)などの定番表現があります。

まず今の事実と違う話か、過去への後悔かを分け、その上で願望・たとえ・条件のどの表現で言うかを選びます。

仮定法の定番表現
表現伝える内容見る時点使う形
I wish願望・後悔今 / 過去過去形 / had + 過去分詞
If only強い願望・後悔今 / 過去過去形 / had + 過去分詞
as ifまるで〜のように今 / 過去過去形 / had + 過去分詞
If it were not for今、〜がなければ+ 名詞
If it had not been for過去に、〜がなかったら過去+ 名詞

今回のゴール

  • I wish で現在の願望や過去への後悔が言えるようになる
  • If only で強い願望や後悔が言えるようになる
  • as if を使って「まるで〜のように」という比喩が言えるようになる
  • If it were not for を使って、今の状況への仮定が言えるようになる
  • If it had not been for を使って、過去の出来事への仮定が言えるようになる

I wish で現在の願望や過去への後悔が言えるようになる

I wish の後ろでは、今の事実と違う願望には過去形過去への後悔には had + 過去分詞を使います。
今の願望に現在形、過去の後悔に過去形をそのまま使うのではなく、時制をずらして表します

文の形
現在の願望I wish + 主語 + 過去形
過去の後悔I wish + 主語 + had + 過去分詞

例文

I wish I were taller.

もっと背が高ければなぁ。

解説
今の事実(実際は背が高くない)と違う願望なので、were を使います。

I wish I could fly.

空を飛べたらなぁ。

I wish I had studied harder.

もっと勉強しておけばよかったです。

解説
過去への後悔なので、had + 過去分詞で表します。

If only で強い願望や後悔が言えるようになる

If only は I wish と同じ「〜だったらいいのに」「〜だったらよかったのに」を表しますが、より強い願望や後悔が伝わります。
現在の事実と違う願望には過去形、過去への後悔には had + 過去分詞を続けます。

文の形
現在の強い願望If only + 主語 + 過去形
過去の強い後悔If only + 主語 + had + 過去分詞

例文

If only I had more time!

もっと時間があればなぁ!

解説
If only は I wish より感情が強い表現です。今の事実と違う願望なので had を使います。

If only I could speak English fluently.

英語を流暢に話せたらいいのに。

If only I had listened to her advice.

彼女の助言を聞いておけばよかった。

解説
過去に実際は聞かなかったことへの後悔なので、had listened を使います。

as if を使って「まるで〜のように」という比喩が言えるようになる

as if の後ろは、想像している内容に合わせて動詞の形を変えます。
現在の事実と違う想像なら過去形、過去の事実と違う想像なら had + 過去分詞を使います。

文の形
現在の事実と異なるas if + 過去形
過去の事実と異なるas if + had + 過去分詞
現実の可能性がある as if
as if の後ろは、いつも仮定法になるわけではありません。It looks as if it is going to rain. のように「本当にそう見える」場合は、通常の現在形や未来表現を使えます。

例文

He talks as if he knew everything.

彼はまるで全てを知っているかのように話します。

解説
実際には全てを知っているわけではない、という現在の事実とのズレを knew で表します。

She looks as if she had seen a ghost.

彼女はまるで幽霊を見たかのような顔をしています。

解説
幽霊を見たという過去の出来事を想像しているので、had seen を使います。

If it were not for を使って、今の状況への仮定が言えるようになる

If it were not for ... で「〜がなければ」を表します。
Without ... も同じように「〜がなければ」という意味で使えます。
後ろには文ではなく名詞を置きます。

文の形
If it were not for + 名詞, 主語 + would/could + 動詞の原形

例文

If it were not for water, we couldn't live.

水がなければ、生きられないでしょう。

解説
現在の仮定なので If it were not for + 名詞を使います。water が「なければ」と仮定しています。

If it had not been for を使って、過去の出来事への仮定が言えるようになる

If it had not been for ... で「〜がなかったら」と過去について仮定します。
現在の仮定には If it were not for、過去の仮定には If it had not been for を使います。

文の形
If it had not been for + 名詞, 主語 + would/could have + 過去分詞

例文

If it had not been for your help, I would have failed.

あなたの助けがなかったら、失敗していたでしょう。

解説
過去の仮定なので If it had not been for + 名詞を使います。実際には助けがあった、という前提です。

間違えやすいポイント

He talks as if he knows everything, but he doesn't.

He talks as if he knew everything, but he doesn't.

現在の事実と違う想像を表す as if では、後ろの動詞を過去形にします。

If it not for water, we couldn't live.

If it were not for water, we couldn't live.

現在について「〜がなければ」と言う形は If it were not for + 名詞です。

I wish I am taller.

I wish I were taller.

現在の事実と違う願望を I wish で表すときは、後ろを過去形にします。

I wish I studied harder yesterday.

I wish I had studied harder yesterday.

過去への後悔は I wish + 主語 + had + 過去分詞で表します。

まとめ

  • I wish で現在の願望や過去への後悔が言えるようになる
  • If only で強い願望や後悔が言えるようになる
  • as if を使って「まるで〜のように」という比喩が言えるようになる
  • If it were not for を使って、今の状況への仮定が言えるようになる
  • If it had not been for を使って、過去の出来事への仮定が言えるようになる