仮定法
仮定法の基本
要点If I were ...
文法の意味
仮定法を使うと、現実の条件だけでなく、『もし今〜なら』『あのとき〜していたら』という現実と違う想像まで表せる
動詞を過去の形へずらすことで、時間の過去だけでなく現実との距離も示します。まず、今の仮定と過去の仮定を分けます。
使い方・使い分け
起こりうる条件と、今の事実と違う想像を分ける
どちらもifを使いますが、実現の可能性を残すか、現実と違う前提で考えるかが異なります。
- 起こりうる条件
- If I have time, I will travel.「時間ができたら旅行します」
- 今の事実と違う想像
- If I had more time, I would travel.「もっと時間があれば旅行するのですが」
- 読み取れる現実
- If I had more time ...には『実際は時間が足りない』という含みがある
今の事実と違う想像では、過去形とwouldを組み合わせる
ifの中だけでなく、想像した結果を述べる文も仮定法の形にそろえます。
- would:するだろう
- If I were rich, I would travel around the world.
- could:できるだろう
- If I had more time, I could help you.
- might:するかもしれない
- If I had more time, I might join you.
過去の事実と違う想像では、形をもう一段ずらす
すでに終わった出来事を振り返り、実際には起きなかった別の結果を想像します。高校範囲の発展です。
- ifの中
- had + 過去分詞 — If I had studied harder
- 想像した結果
- would / could have + 過去分詞 — I would have passed
- 読み取れる現実
- 実際は十分に勉強せず、合格しなかったという過去を含む
文法の形
現実性と、想像している時点の2つを見て形を選びます。
現在・未来に関わる話
If you study hard, you will pass.
If I knew the answer, I could tell you.
過去を振り返る話
If I had studied, I would have passed.
文法のルール
現在の事実と違う仮定では、結果をwillではなくwould + 動詞の原形にする。
補足:be動詞はIf I were ...が基本ですが、会話ではwasも使われます。
よくある間違い
If I were rich, I will buy a car.
基本の形
If I were rich, I would buy a car.
現在の事実と異なる仮定では、メインの文も would + 動詞の原形にします。will は実際にありうる条件に使います。なお、If I were ... は基本形ですが、会話では If I was ... が使われることもあります。
よくある間違い
If I studied harder, I will pass.
基本の形
If I studied harder, I would pass.
仮定法過去のメインの文では would + 動詞の原形を使います。will は実際にありうる条件(普通の条件文)に使います。
現在の事実と違う仮定では、ifの中を現在形ではなく過去形にする。
よくある間違い
If I have more time, I would study more.
基本の形
If I had more time, I would study more.
現在の事実と異なる仮定では、if のまとまりを過去形にします。現在形にすると普通の条件文になってしまいます。
過去の仮定では、ifの中をhad + 過去分詞にする。wouldは結果を述べる側に置く。
よくある間違い
If I would have known, I would have come.
基本の形
If I had known, I would have come.
仮定法過去完了の if のまとまりでは had + 過去分詞を使います。would はメインの文に置きます(if のまとまりには入れません)。
10秒チェック
仮定法過去で、現在・未来のことに過去形を使う主な理由は何ですか。