動名詞(動詞 + -ing)

動詞-ing で「〜すること」を表す名詞の働きをします。

説明

動名詞は、動詞を「〜すること」という名詞のように使いたいときに使います。

「泳ぐことが好き」「本を読むのを楽しむ」のように、動作を名詞として扱いたいときに使います。

形は V-ing。名詞が入る位置で使えます。

「〜すること」を表すもう1つの形としてto不定詞があります。動名詞は経験や具体的な行為、不定詞はこれからの行動や目的を表しやすい傾向があり、動詞によってどちらを取るかも決まっています。

動名詞の使える位置

位置
主語Swimming is fun.
動詞の目的語I like reading.
前置詞の後ろThank you for coming.
be動詞の補語My hobby is cooking.

今回のゴール

  • 「動名詞」(動詞 + -ing)を作れる。
  • 動名詞を取る動詞と不定詞を取る動詞を使い分けられる。
  • remember / forget で -ing / to ... を使い分けられる。
  • by -ing / without -ing など、前置詞の後に -ing を使える。

「動名詞」(動詞 + -ing)を作れる。

動名詞は動詞に -ing を付けて「〜すること」という名詞の働きをさせる形です。
主語・目的語・前置詞の後ろなど、名詞が入る位置で使います。

動名詞の形
動詞 + -ing

例文

動名詞(主語)

Swimming is good exercise.

泳ぐことは良い運動です。

解説
動名詞(Swimming)が文の主語になっています。「〜すること」という意味。
前置詞 + 動名詞

Thank you for helping me.

手伝ってくれてありがとうございます。

解説
前置詞(for)の後ろには動名詞(helping)を使います。to help とは言いません。
動名詞(補語)

My hobby is cooking.

私の趣味は料理です。

解説
動名詞(cooking)が be動詞(is)の後ろに来て、「趣味 = 料理をすること」のように主語の内容を説明しています。

動名詞を取る動詞と不定詞を取る動詞を使い分けられる。

動名詞と不定詞はどちらも「〜すること」と訳せますが、動詞によってどちらを取るかが決まっています。
ニュアンスとしては、動名詞は経験したことや具体的な行為を、不定詞はこれからの行動や目的を表しやすい傾向があります。
enjoy の後は動名詞、want の後は不定詞のように、組み合わせが決まっているものがあります。
enjoy to read や want reading のようにはしません。

動名詞・不定詞を取る動詞

取る形代表的な動詞
動名詞(-ing)enjoy / finish / avoid / practice / mind / suggest / consider / stop (行為をやめる)
不定詞(to + 原形)want / need / plan / hope / decide / try

例文

enjoy + 動名詞

I enjoy reading books.

私は本を読むのを楽しんでいます。

解説
enjoy の後は動名詞(reading)を使います。I enjoy to read とは言いません。
avoid + 動名詞

She avoided making eye contact.

彼女は目を合わせるのを避けました。

解説
avoid は動名詞を取る動詞です。avoid to make とはしません。
mind + 動名詞

Would you mind opening the window?

窓を開けていただけますか?

解説
mind の後は動名詞(opening)。Would you mind ...? は丁寧な依頼表現です。
want + to不定詞

I want to watch a movie.

私は映画を見たいです。

解説
want は不定詞を取る動詞です。I want watching とはしません。動名詞を取る動詞と対比して覚えます。

remember / forget で -ing / to ... を使い分けられる。

一部の動詞は、動名詞(-ing)と不定詞(to)のどちらも取れますが、意味が変わります。
動名詞は過去の事実や経験を、不定詞はこれからの行動を表します。

-ing と to で意味が変わる動詞

動詞+ -ing(過去・経験)+ to不定詞(未来・目的)
remember〜したことを覚えている忘れずに〜する
forget〜したことを忘れる〜するのを忘れる
stop〜するのをやめる〜するために立ち止まる

例文

remember + 動名詞

I remember closing the window.

窓を閉めたことを覚えています。

解説
remember + -ing は過去の記憶を表します。「閉めた」という事実を覚えている形です。
remember + to不定詞

Remember to close the window.

窓を閉めるのを忘れないでね。

解説
remember + to不定詞 はこれからの行動を表します。この文では「閉めるのを忘れないで」という意味です。
stop + 動名詞

He stopped playing games.

彼はゲームをやめました。

解説
stop + -ing は、その行動自体をやめる形です。この文ではゲームをするのをやめたことを表します。
stop + to不定詞

He stopped to drink water.

彼は水を飲むために立ち止まりました。

解説
stop + to不定詞 は、別の目的のために立ち止まる形です。stop + -ing とは意味が変わります。

by -ing / without -ing など、前置詞の後に -ing を使える。

前置詞の後ろには動名詞(-ing)を使います。to不定詞は置けません。

例文

by + -ing(手段)

You can learn English by reading books.

本を読むことで英語を学べます。

解説
by + -ing で「〜することによって」という手段を表します。
without + -ing(〜せずに)

She left without saying goodbye.

彼女はさよならを言わずに去りました。

How about + -ing(提案)

How about going for a walk?

散歩に行くのはどうですか?

解説
How about + 動名詞で「〜するのはどう?」と提案します。

つまずきポイント集

I enjoy to watch movies.

I enjoy watching movies.

解説: enjoy / finish / avoid / mind / suggest などは動名詞(-ing)とセットで使う動詞です。不定詞(to + 原形)は使えません(finished to study → finished studying も同じ)。

I'm good at to cook.

I'm good at cooking.

解説: 前置詞(at/in/of など)の後ろには名詞か動名詞を置きます。不定詞は置けないので -ing 形にします。

Play games is fun.

Playing games is fun.

解説: 動詞を主語にするときは動名詞(-ing)にします。動詞の原形は主語にはなれません(Play → Playing)。

I look forward to see you.

I look forward to seeing you.

解説: look forward to の to は前置詞なので、後ろは動名詞(-ing)を使います。不定詞の to との混同には注意が必要です。

まとめ

  • 「動名詞」(動詞 + -ing)を作れる。
  • 動名詞を取る動詞と不定詞を取る動詞を使い分けられる。
  • remember / forget で -ing / to ... を使い分けられる。
  • by -ing / without -ing など、前置詞の後に -ing を使える。