構文・強調表現

否定を強める表現

要点

let alone

文法の意味

let aloneを使うと、『これさえ無理なのだから、それより難しいことはなおさら無理だ』と段階をつけて強調できる

前には否定・困難・不足を置き、let aloneの後ろには、それより難しいことや程度の大きいことを置きます。

使い方・使い分け

できないことから、さらに難しいことへ広げる

前半だけでも否定は完成しています。後半を足すことで、できない範囲の広さを強調します。

動作の段階
I can't even walk, let alone run.「歩くことさえできず、まして走るなんて無理です」
技能の段階
He can't read English, let alone write it.「英語を読めず、まして書けません」

否定語がなくても、困難や不足が伝われば使える

barelyやhardlyのように『かろうじて』『ほとんど〜ない』を表す内容も、let aloneの土台になります。

barely:かろうじて
I can barely afford rent, let alone a vacation.「家賃で精いっぱいで、まして休暇旅行など無理です」
hardly:ほとんど〜ない
She can hardly stand, let alone walk.「立つのも難しく、まして歩けません」

前後は同じ種類のものを並べる

何と何を段階づけているかが見えるよう、動詞には動詞、名詞には名詞を対応させます。

動詞どうし
walk, let alone run / read, let alone write
名詞どうし
rent, let alone a vacation

文法の形

先に『すでに難しいこと』を述べ、後ろに『それ以上に難しいこと』を置きます。

難しさを段階づける形
否定・困難・不足を表す内容, let alone + より難しい内容

can't walk, let alone run

並べ方
動詞 + let alone + 動詞の原形名詞 + let alone + 名詞

read English, let alone write it / rent, let alone a vacation

文法のルール

  1. let aloneは、否定・困難・不足を表す内容の後ろで使う。

    補足:肯定文で『AもできるしBもできる』と加えるための表現ではありません。

    よくある間違い

    I can walk, let alone run.

    基本の形

    I can't even walk, let alone run.

    let alone は、基本的に否定文や否定に近い内容の後ろで使います。肯定文でそのまま使うと不自然になりやすいです。

10秒チェック

1問だけ解く

let alone の前後では、どちらがより難しい・程度が大きいことを表しますか。