095 / 130

分詞・関係詞・節

関係代名詞

who / which / that

説明

関係代名詞は、先行詞と呼ばれる人やものの名詞に説明を付け加えます。

「どんな人か」「どんなものか」を、後ろから詳しく説明できます。

選び方は2つの軸で決まります。1つ目は先行詞が「人」か「もの・動物」か、それとも「所有関係」かです。

2つ目は、後ろの文での役割です。主格か目的格かで形を見分け、目的格のときは省略できます。

関係代名詞の使い分け
関係代名詞説明する対象
who
人
which
もの・動物
that
人・ものどちらでも
whose
所有:〜の
what
先行詞を含む:〜すること・もの
関係代名詞で2文をつなぐ

2文に分けた説明を、名詞のすぐ後ろにつないで1文にできます。

2文で伝える関係代名詞でつなぐ
I have a friend. He lives in Canada.
I have a friend who lives in Canada.
The woman is my teacher. She is wearing a blue dress.
The woman who is wearing a blue dress is my teacher.
This is the book. You recommended it.
This is the book that you recommended.
関係代名詞を読む順序
  1. 説明される名詞:先行詞

    選ぶもの:
    人なら who、ものなら which / that
  2. 後ろの文での役割

    選ぶもの:
    主語なら省略しない、目的語なら省略できる
  3. 所有関係かどうか

    選ぶもの:
    「〜の」なら whose
  4. what と混同していないか

    選ぶもの:
    先行詞があるなら what ではなく who / which / that
間違いから原因を見つける
間違いの形確認する場所直し方
the man which ...
先行詞が人か、ものか
人なので who / that にする
who she speaks ...
関係代名詞の後ろに主語が重なっていないか
主格の who が主語なので she を取る
the book what ...
what の前に先行詞があるか
the book があるので which / that にする
the girl who father ...
後ろの名詞との所有関係を表すか
「その女の子の父」なので whose にする
I believe that he said.
said の目的語がなく、先行詞もないか
「彼が言ったこと」を表す what にする

今回のゴール

  • 先行詞が人かもの・動物かに合わせて who / which / that を使い分けるルールを理解する
  • 関係代名詞を使って 2 つの文を 1 つにまとめた文が作れるようになる
  • 関係代名詞の主格と目的格の違いと、目的格を省略できる条件を理解する
  • 関係代名詞 whose を使って「〜の」という所有関係を含む説明ができるようになる
  • what で「〜すること・もの」が表せるようになる

who / which / that の使い分け

ゴール

先行詞が人かもの・動物かに合わせて who / which / that を使い分けるルールを理解する

who / which / that は、説明する名詞が人かものかで使い分けます。人には who、ものや動物には主に which、どちらにも使えるのが that です。ペットなど人に近い存在として動物を表すときは who が使われることもあります。

who / which / that の語順
名詞 + who / which / that + 動詞...

説明する対象に合わせて関係代名詞を選ぶ

who:主格・人

The man who lives next door is a teacher.

隣に住んでいる男性は先生です。
解説
the man は人を表す名詞なので、who を使います。
which:主格・物

I bought a book which is very interesting.

私はとても面白い本を買いました。
解説
a book はものを表す名詞なので、which を使います。
that:目的格・物

The book that I read was good.

私が読んだ本は良かったです。
解説
that は人にもものにも使えます。ここは which I read でもほぼ同じ意味です。ここで扱うのは名詞を限定して説明する基本の形で、カンマで追加情報を足す発展的な形では that は使いません。
分けて覚える:what は先行詞を含む

what は「〜すること / もの」という意味の関係代名詞で、をその中に含んでいます。つまり、the thing thatと同じ働きをします。

そのため、のあとに置く who / which / that とは別物で、The book what I read のようにと一緒には使いません。がある文では who / which / that を選びます。

よくある間違い

The man which lives next door is a teacher.

基本の形

The man who lives next door is a teacher.

説明する名詞である先行詞が「人」のときは who を使います。which はものや動物を指す関係代名詞です。人を説明する場面では who か、人・もの両方に使える that を選びます。

よくある間違い

The book what I read was good.

基本の形

The book that I read was good.

what は「〜するもの・こと」のように先行詞を含む語です。the book のような先行詞がすでにあるときは、that / which を使います。

理解度チェック

「This is the best movie that I have ever seen.」で that を使う理由は何ですか。

2つの文をつなぐ

ゴール

関係代名詞を使って 2 つの文を 1 つにまとめた文が作れるようになる

関係代名詞は、2つの文を1つにつなぎます。「I have a friend.」と「He works at a café.」を合わせると、「I have a friend who works at a café.」になります。共通する名詞を見つけ、人なら who、ものなら which / that に置き換えます。

2文を1文にする手順
  1. 2つの文で同じものを指す語を見つける

    例:
    friend = he
  2. 説明される名詞を前に残す

    例:
    I have a friend
  3. 後ろの代名詞を関係代名詞に置き換える

    例:
    who works at a café

人やものを説明する2文を1文にまとめる

who:2文を結合

I have a friend who works at a café.

私はカフェで働いている友達がいます。
解説
「I have a friend.」と「He works at a café.」を結合。friend = he なので who でつなぎます。
which:2文を結合

She has a cat which has blue eyes.

彼女は青い目の猫を飼っています。
解説
「She has a cat.」と「It has blue eyes.」を結合。cat = it なので which でつなぎます。
that:2文を結合

The movie that we watched last night was exciting.

昨日の夜見た映画は面白かったです。
解説
「The movie was exciting.」と「We watched it last night.」を結合。it が that に置き換わり、we が主語として残ります。
理解度チェック

「I know a girl who she speaks French.」が間違いである理由は何ですか。

主格・目的格と省略

ゴール

関係代名詞の主格と目的格の違いと、目的格を省略できる条件を理解する

関係代名詞の主格と目的格は、後ろに続くもので見分けます。主格は関係代名詞のすぐ後に動詞が続き、省略できません。目的格は関係代名詞の後に主語 + 動詞が続き、省略できることが多いです。

主格と目的格の見分け方
格後ろに来るもの省略例
主格
動詞
不可
the girl who likes Ken
目的格
主語 + 動詞
可能
the girl (who/that) Ken likes
同じ語で見比べる

同じ名詞「the girl」を例に、主格と目的格を並べてみます。

主格: the girl who likes Ken。「ケンを好きな女の子」という意味で、girl が好きな側です。目的格: the girl Ken likes。「ケンが好きな女の子」という意味で、girl が好かれる側です。ここでは関係代名詞を省略しています。

動詞 likes の前後で「who / 主語」が入れ替わると、girl の役割が変わる、という見方ができます。

主格・目的格と省略を見分ける

主格:who + 動詞

I know someone who cooks well.

私は料理が上手な人を知っています。
解説
who の後にすぐ動詞 cooks が続くので主格。省略はできません。
目的格:that + 主語 + 動詞

The cake that she made was delicious.

彼女が作ったケーキはおいしかったです。
解説
that の後に主語 she + 動詞 made が続くので目的格。that は省略できます。
目的格:省略

The cake she made was delicious.

彼女が作ったケーキはおいしかったです。
解説
目的格を省略した形。会話ではこの形が自然です。

よくある間違い

I know a girl who she speaks French.

基本の形

I know a girl who speaks French.

who 自体が「彼女」にあたる主語の役割を担当します。その後にもう一度 she を入れると、主語が二重になります。英語では who が代名詞の役割を引き受けると考えます。

理解度チェック

「これは私が昨日買った本だ」の英語はどうなりますか。

whose で所有関係を含む説明を加える

ゴール

関係代名詞 whose を使って「〜の」という所有関係を含む説明ができるようになる

whose は「〜の」という所有関係を表す関係代名詞で、人にもものにも使えます。後ろに名詞を続けて、「誰の何か」「何の一部か」を示します。

whose で所有関係を説明する語順
先行詞 + whose + 名詞 + 動詞

人やものの所有関係を説明する

whose:所有格・人

I know a girl whose father is a doctor.

私はお父さんが医者の女の子を知っています。
解説
whose father = the girl's father。a girl の所有関係を表しています。
whose:所有格・物

This is the house whose roof is red.

これは屋根が赤い家です。
解説

whose roof = the house's roof です。the house のようなものにも whose を使えます。

会話では「赤い屋根の家」を This is the house with a red roof. と言い換える方が自然なこともあります。

whose:所有格・人

The boy whose bike was stolen called the police.

自転車を盗まれた少年は警察に電話しました。
解説
whose bike = the boy's bike です。少年の所有物である自転車について説明しています。

よくある間違い

The girl who father is a doctor is my friend.

基本の形

The girl whose father is a doctor is my friend.

「〜の」という所有関係を表すときは whose を使います。who は「〜が / 〜を」の関係代名詞で、所有の意味はありません。

理解度チェック

「これは屋根が赤い家です」の英語はどうなりますか。

what で名詞のまとまりを作る

ゴール

what で「〜すること・もの」が表せるようになる

what は who / which / that と違い、説明される名詞である先行詞を自分の中に含んでいます。それ自体で「〜すること・〜するもの」という意味になるので、前に先行詞を置きません。what = the thing(s) that と考えると分かりやすいです。

what の2つの役割
役割形例
目的語
what + 主語 + 動詞
what he said
主語
what + 動詞
what happened
同じ語順の疑問詞 what と分ける

I asked what she wanted. の what she wanted は「彼女が何を欲しがっていたか」という疑問の中身です。ここでの what は疑問詞です。

I bought what she wanted. の what she wanted は「彼女が欲しがっていたもの」を指します。ここでの what は the thing that に近い関係代名詞です。同じ語順でも、答えを問題にするのか、もの・ことを指すのかを主節の動詞と文脈で見分けます。

what でこと・ものをひとまとめにする

what:〜すること

I believe what he said.

私は彼が言ったことを信じます。
解説
what he said = the thing he said =「彼が言ったこと」。前に先行詞は置きません。
what:〜するもの

This is what I want.

これが私の欲しいものです。
解説
what I want で「私が欲しいもの」。the thing は付けません。
what が中の文の主語

What happened surprised everyone.

起きたことはみんなを驚かせました。
解説
what 自体が happened の主語です。what happened 全体で「起きたこと」という名詞のまとまりになります。
what:〜するもの

Show me what you bought.

あなたが買ったものを見せてください。
解説
what = 先行詞を含む関係代名詞。「あなたが買ったもの」をひとまとめにします。

よくある間違い

I believe that he said.

基本の形

I believe what he said.

「〜すること・もの」と先行詞なしでひとまとめにするときは what を使います。what は「〜すること」を意味する the thing that の働きを1語で表します。

that の後ろには完全な文が続きます。believe that の後ろに said だけを置くと目的語がなく不完全な文になるので、ここでは what を使います。

理解度チェック

「これが私の欲しいものです」の英語はどうなりますか。

まとめ

  • 先行詞が人かもの・動物かに合わせて who / which / that を使い分けるルールを理解する
  • 関係代名詞を使って 2 つの文を 1 つにまとめた文が作れるようになる
  • 関係代名詞の主格と目的格の違いと、目的格を省略できる条件を理解する
  • 関係代名詞 whose を使って「〜の」という所有関係を含む説明ができるようになる
  • what で「〜すること・もの」が表せるようになる