分詞・関係詞・節
関係代名詞
who / which / that
説明
関係代名詞は、先行詞と呼ばれる人やものの名詞に説明を付け加えます。
「どんな人か」「どんなものか」を、後ろから詳しく説明できます。
選び方は2つの軸で決まります。1つ目は先行詞が「人」か「もの・動物」か、それとも「所有関係」かです。
2つ目は、後ろの文での役割です。主格か目的格かで形を見分け、目的格のときは省略できます。
2文に分けた説明を、名詞のすぐ後ろにつないで1文にできます。
説明される名詞:先行詞
選ぶもの:人なら who、ものなら which / that後ろの文での役割
選ぶもの:主語なら省略しない、目的語なら省略できる所有関係かどうか
選ぶもの:「〜の」なら whosewhat と混同していないか
選ぶもの:先行詞があるなら what ではなく who / which / that
今回のゴール
- 先行詞が人かもの・動物かに合わせて who / which / that を使い分けるルールを理解する
- 関係代名詞を使って 2 つの文を 1 つにまとめた文が作れるようになる
- 関係代名詞の主格と目的格の違いと、目的格を省略できる条件を理解する
- 関係代名詞 whose を使って「〜の」という所有関係を含む説明ができるようになる
- what で「〜すること・もの」が表せるようになる
who / which / that の使い分け
先行詞が人かもの・動物かに合わせて who / which / that を使い分けるルールを理解する
who / which / that は、説明する名詞が人かものかで使い分けます。人には who、ものや動物には主に which、どちらにも使えるのが that です。ペットなど人に近い存在として動物を表すときは who が使われることもあります。
説明する対象に合わせて関係代名詞を選ぶ
The man who lives next door is a teacher.
- 隣に住んでいる男性は先生です。
I bought a book which is very interesting.
- 私はとても面白い本を買いました。
The book that I read was good.
- 私が読んだ本は良かったです。
what は「〜すること / もの」という意味の関係代名詞で、をその中に含んでいます。つまり、the thing thatと同じ働きをします。
そのため、のあとに置く who / which / that とは別物で、The book what I read のようにと一緒には使いません。がある文では who / which / that を選びます。
よくある間違い
The man which lives next door is a teacher.
基本の形
The man who lives next door is a teacher.
説明する名詞である先行詞が「人」のときは who を使います。which はものや動物を指す関係代名詞です。人を説明する場面では who か、人・もの両方に使える that を選びます。
よくある間違い
The book what I read was good.
基本の形
The book that I read was good.
what は「〜するもの・こと」のように先行詞を含む語です。the book のような先行詞がすでにあるときは、that / which を使います。
「This is the best movie that I have ever seen.」で that を使う理由は何ですか。
2つの文をつなぐ
関係代名詞を使って 2 つの文を 1 つにまとめた文が作れるようになる
関係代名詞は、2つの文を1つにつなぎます。「I have a friend.」と「He works at a café.」を合わせると、「I have a friend who works at a café.」になります。共通する名詞を見つけ、人なら who、ものなら which / that に置き換えます。
2つの文で同じものを指す語を見つける
例:friend = he説明される名詞を前に残す
例:I have a friend後ろの代名詞を関係代名詞に置き換える
例:who works at a café
人やものを説明する2文を1文にまとめる
I have a friend who works at a café.
- 私はカフェで働いている友達がいます。
She has a cat which has blue eyes.
- 彼女は青い目の猫を飼っています。
The movie that we watched last night was exciting.
- 昨日の夜見た映画は面白かったです。
「I know a girl who she speaks French.」が間違いである理由は何ですか。
主格・目的格と省略
関係代名詞の主格と目的格の違いと、目的格を省略できる条件を理解する
関係代名詞の主格と目的格は、後ろに続くもので見分けます。主格は関係代名詞のすぐ後に動詞が続き、省略できません。目的格は関係代名詞の後に主語 + 動詞が続き、省略できることが多いです。
同じ名詞「the girl」を例に、主格と目的格を並べてみます。
主格: the girl who likes Ken。「ケンを好きな女の子」という意味で、girl が好きな側です。目的格: the girl Ken likes。「ケンが好きな女の子」という意味で、girl が好かれる側です。ここでは関係代名詞を省略しています。動詞 likes の前後で「who / 主語」が入れ替わると、girl の役割が変わる、という見方ができます。
主格・目的格と省略を見分ける
I know someone who cooks well.
- 私は料理が上手な人を知っています。
The cake that she made was delicious.
- 彼女が作ったケーキはおいしかったです。
The cake she made was delicious.
- 彼女が作ったケーキはおいしかったです。
よくある間違い
I know a girl who she speaks French.
基本の形
I know a girl who speaks French.
who 自体が「彼女」にあたる主語の役割を担当します。その後にもう一度 she を入れると、主語が二重になります。英語では who が代名詞の役割を引き受けると考えます。
「これは私が昨日買った本だ」の英語はどうなりますか。
whose で所有関係を含む説明を加える
関係代名詞 whose を使って「〜の」という所有関係を含む説明ができるようになる
whose は「〜の」という所有関係を表す関係代名詞で、人にもものにも使えます。後ろに名詞を続けて、「誰の何か」「何の一部か」を示します。
人やものの所有関係を説明する
I know a girl whose father is a doctor.
- 私はお父さんが医者の女の子を知っています。
This is the house whose roof is red.
- これは屋根が赤い家です。
whose roof = the house's roof です。the house のようなものにも whose を使えます。
会話では「赤い屋根の家」を This is the house with a red roof. と言い換える方が自然なこともあります。
The boy whose bike was stolen called the police.
- 自転車を盗まれた少年は警察に電話しました。
よくある間違い
The girl who father is a doctor is my friend.
基本の形
The girl whose father is a doctor is my friend.
「〜の」という所有関係を表すときは whose を使います。who は「〜が / 〜を」の関係代名詞で、所有の意味はありません。
「これは屋根が赤い家です」の英語はどうなりますか。
what で名詞のまとまりを作る
what で「〜すること・もの」が表せるようになる
what は who / which / that と違い、説明される名詞である先行詞を自分の中に含んでいます。それ自体で「〜すること・〜するもの」という意味になるので、前に先行詞を置きません。what = the thing(s) that と考えると分かりやすいです。
I asked what she wanted. の what she wanted は「彼女が何を欲しがっていたか」という疑問の中身です。ここでの what は疑問詞です。
I bought what she wanted. の what she wanted は「彼女が欲しがっていたもの」を指します。ここでの what は the thing that に近い関係代名詞です。同じ語順でも、答えを問題にするのか、もの・ことを指すのかを主節の動詞と文脈で見分けます。
what でこと・ものをひとまとめにする
I believe what he said.
- 私は彼が言ったことを信じます。
This is what I want.
- これが私の欲しいものです。
What happened surprised everyone.
- 起きたことはみんなを驚かせました。
Show me what you bought.
- あなたが買ったものを見せてください。
よくある間違い
I believe that he said.
基本の形
I believe what he said.
「〜すること・もの」と先行詞なしでひとまとめにするときは what を使います。what は「〜すること」を意味する the thing that の働きを1語で表します。
that の後ろには完全な文が続きます。believe that の後ろに said だけを置くと目的語がなく不完全な文になるので、ここでは what を使います。
「これが私の欲しいものです」の英語はどうなりますか。
まとめ
- 先行詞が人かもの・動物かに合わせて who / which / that を使い分けるルールを理解する
- 関係代名詞を使って 2 つの文を 1 つにまとめた文が作れるようになる
- 関係代名詞の主格と目的格の違いと、目的格を省略できる条件を理解する
- 関係代名詞 whose を使って「〜の」という所有関係を含む説明ができるようになる
- what で「〜すること・もの」が表せるようになる